あなたの知識とブログ記事を、読者に届く一冊へ。

スマホで読みにくい表を原稿段階で直す方法

● 2026/10/14


スマホで読みにくい表を原稿段階で直す方法


比較表や作業一覧は、本の内容を整理するために便利です。

しかし、パソコンでは見やすい横長の表も、スマホでは文字が小さくなったり、項目の対応を追いにくくなったりすることがあります。

その場合、表全体を縮めるだけでなく、情報の分け方を原稿の段階で見直すことが大切です。


ナガーノがこの記事で整理するのは、横長表を用途別に分け、説明を本文へ移し、読者が使う順番で再編集する方法です。

以下の比較例は架空で、実在の商品やサービスの評価を示すものではありません。

表で、何を比較するのかを決める

まず、その表を読むことで何を判断してほしいかを一文で書きます。

候補の条件を見比べる、作業の順番を確認する、確認済みと未確認を区別するなど、目的は表ごとに違います。

目的が複数ある場合は、一枚にまとめる必要があるかを検討します。


すべての情報を置くことより、読者が必要な項目を比較できることを優先します。

横長表の修正は、文字を小さくする前に、その表で読者が何を判断するかを決めるところから始めます。

目的が明確になると、残す列と別の場所へ移す説明を選びやすくなります。

列が増えた理由を整理する

表には、比較に必要な項目だけでなく、補足、感想、出典、長い注意書きが同じ列として入ることがあります。

各列が何の役割かを確認しておきましょう。

比較する条件なのか、候補ごとの説明なのか、読者が後で確認する情報なのかを分けて考えてみましょう。


役割が違う情報を同じ表へ置くと、列の数が増えて幅が広がりやすくなります。

列を減らすために必要な条件を削るのではなく、置く場所を見直してみましょう。

長い補足は本文へ移し、表には比較のための短い情報を残す方法を検討してください。

KDP公式の表の案内を確認する

KDPのリフロー型の表のガイドラインでは、表を画像にするより、HTMLの表を使うことが推奨されています。

幅が広く、頻繁に左右へ動かす必要がある表についても、読書体験への影響が説明されています。

大きい表の分割や、セルの中へ長い文章や大きい写真を詰め込まないことなどが案内されています。


具体的な条件はKDP公式の表のガイドラインを確認してください。

ここでは原稿の情報整理を中心に扱います。

実際の制作方法と、変換後の表示は、選ぶ形式に合わせて確認します。

用途が異なる列を、別の表へ分ける

架空の道具の比較で、持ち運び、設置、手入れの条件が一つの表へ入っているとします。

読者の用途に合わせ、持ち運びの条件を確認する表と、設置や手入れを確認する表へ分ける方法があります。

分けた後も同じ候補を追えるよう、名称をそろえます。


同じ候補が別の名前で出ていないかを確認してください。

一つの判断に同時に必要な条件まで離すと、比較しにくくなる場合があります。

幅を減らすことだけでなく、読者が必要な情報を行き来する負担を見て分けます。

長いセルの説明を、本文へ移す

セルの中に数文の説明が入ると、折り返しが増え、ほかの列との対応が見づらくなることがあります。

表には短い要点を残し、詳しい条件を表の前後の本文へ移せるかを検討します。

本文へ移した説明には、対象の候補や項目を示します。


読者がどのセルの補足か分からない状態にしないようにします。

説明を移すときは、比較に必要な例外まで表から消していないかを確認します。

表の要点と本文の補足を合わせて読み、判断の意味が変わっていないかを点検してください。

比較の条件を、表の前に説明する

対象の時点や使い方など、すべての行に共通する条件を各セルへ繰り返すと、表が長くなります。

共通の条件は表の前に整理できるかを考えます。

ただし、候補ごとに条件が違う場合は、共通としてまとめないようにします。


資料から確認した情報と、実際に観察した情報が混ざる場合は、その違いを表示します。

条件を本文へまとめた後も、読者が表を読む前に確認できる場所へ置きます。

表を見ただけで比較の前提を誤解しないよう、名称や短い注記との組合せを検討してください。

一つのセルに、一つの意味を持たせる

一つのセルに、仕様、評価、条件、注意をすべて入れると、読者がどの部分を比べるか迷う場合があります。

セルの意味を決め、異なる種類の情報を分けてみてくださいね。

例えば容量の欄には確認した容量、手入れの欄には必要な作業というように、項目との対応をそろえます。


細かな数値を載せる場合は、単位や対象を示します。

空欄を問題なしやゼロと同じ意味にしないようにします。

未確認、対象外、情報なしなどの状態を区別し、使う表記の意味を説明してください。

行と列を入れ替える前に、読む順番を見る

横長表の行と列を入れ替えると、幅を変えられる場合があります。

しかし、候補と項目の関係が読者にとって分かりやすいかは、別の確認です。

候補を一つずつ読むのか、同じ項目を複数の候補で見比べるのかを考えます。


比較したい方向に沿って、行と列を設計します。

入れ替えた後は、見出し、単位、補足の対応が崩れていないかを確認してみてください。

見た目の幅だけで採用を決めず、読者が実際に行う比較を試してください。

候補ごとの短い一覧へ変える方法

一度にすべてを比較する必要がない場合は、候補ごとの短い説明へ変えられます。

候補名の下に、同じ順番で条件、特徴、確認が必要なことを並べてみましょう。

項目の順番をそろえると、読者がほかの候補へ移ったときにも同じ情報を探しやすくなります。


ただし、同時に比較したい数字が多い場合は、一覧より表のほうが使いやすいこともあります。

表をやめることを目的にせず、情報の使い方に合わせて選びます。

候補ごとの文章へ変えた後も、条件の書き方と情報量に偏りがないかを確認してください。

比較表と、確認手順の表を分ける

候補の違いと、読者が行う作業が同じ表へ入っている場合は、役割を分ける方法があります。

比較表は条件の違いを示し、確認手順の表は何をどの順番で調べるかを示します。

表の役割 読者がすること
比較 同じ項目で候補の違いを見る
手順 確認する順番を追う
記録 確認済みと未確認を残す


この表自体は役割を説明するための例です。

実際の原稿では、各表に何を記入し、どの説明で使うかを明確にしてください。

結合したセルの必要性を見直す

見出しを複雑にまとめるためにセルを結合している表では、行や列の対応が分かりにくくなる場合があります。

制作方法によって対応も違うため、単純な構成へ直せるかを確認しておきましょう。

大きな分類は表の題名や本文へ、各列の名称は短く。


そんな分け方も、複雑な表を整理する候補になりますよ。

結合を外しただけで、分類の意味が失われないかを見ます。

見た目の整った表でも、読者がどの項目を見ているか分からないなら、名称や構造を見直してください。


具体的な制作の制約は、公式のガイドと依頼先へ確認します。

表を分けた後も、条件をそろえる

一枚の表を複数へ分けると、共通の条件や単位が片方から抜ける場合があります。

各表の名称、対象、条件を確認し、どの情報の続きかを示します。

表の項目を一部だけ変更した場合は、ほかの表へ同じ情報が残っていないかを見ます。


同じ数値を複数の場所へ置くなら、更新する対象を管理表へ残します。

表を分ける前の原稿も保存し、必要な項目が落ちていないかを照合しておきましょう。

横幅が短くなったことだけで、編集が完了したとしないようにしてください。

画像に変える方法を、最初の解決策にしない

表を画像にすると、編集画面の見た目を保ちやすい場合があります。

しかし、文字が小さくなり、検索や補助機能での読み方へ影響する可能性があります。

KDP公式でも、表は画像よりHTMLで作ることが推奨されています。


画像が必要な場合は、その理由と表示を確認し、元の表の情報を保存します。

画像化によって読みにくい表が自動的に読みやすくなるわけではありません。

項目の整理、分割、本文への説明の移動を先に検討してください。

架空の横長比較表を組み直す例

架空の表に、三つの候補と、寸法、重さ、設置、手入れ、長い感想、出典の列があるとします。

まず、読者が持ち運ぶ条件を比べることが目的なら、寸法と重さなど必要な項目を選びます。

設置と手入れは、別の用途の表へ分ける案を考えます。


長い感想は本文へ移し、実際の観察と主観を分けて説明します。

出典はどの情報の根拠かを保ちつつ、表の補足として整理する方法を検討します。

この例は具体的な商品の比較ではなく、役割が異なる列を再配置するための例です。

変換後の表で、欠けと対応を確認する

原稿で表が整っていても、制作後の表示が同じとは限りません。

文字や数字が欠けていないか、行と列が区別できるか、単位が切れていないかを点検します。

空白や強制的な改行が残っていないかも見ます。


同じ内容が複数のセルへ分かれて、意味が変わっていないかを確認してください。

画面の向きや文字設定を変えた場合も、主な比較を続けられるかを見ます。

確認できた環境と、未確認の環境を分け、結果を記録します。

読者の比較を、実際に試して点検する

表を見るだけでなく、一つの条件を使って候補を比べる作業を試します。

例えば架空の持ち運び条件で、同じ項目を三つの候補から探せるかを確認します。

項目名が違う、条件が別の場所にある、単位がそろわない場合は、表の編集へ戻ります。


確認した作業は、実際に行った範囲だけを記録しておきましょう。

読者に試してもらっていないのに、スマホでも誰にでも分かりやすかったと紹介しないようにします。

点検の目的は、表の外観ではなく、必要な比較を進められるかを確かめることです。

修正の方針と、残る確認を伝える

表を直し始めるときは、最初に元の表の項目を全部書き出します。

次に、今の表で比較に必要な項目、本文の補足にできる項目、別の目的に使う項目へ分類します。

分類した結果を見て、必要な条件が最初の表から抜けていないかを確認してみてください。


たとえば架空の収納用品の表で、外寸と収納量を比べている場合、どちらかを削ると、置けるかと入るかを同じ判断にしてしまう可能性があります。

その二つの条件が必要なら、短い表へ一緒に残すか、別の表へ分けても対応が追える説明を加えます。

列を減らす作業では、違う意味の項目を一つの「使いやすさ」へまとめていないかも見ます。


寸法、操作、手入れは、読者によって重視する条件が違うため、ひとつの感想へまとめると比較の根拠が見えにくくなります。

短い語へ直す場合も、その語が何を示すかを表の前後で説明します。

次に、表を二つへ分ける案と、候補ごとの一覧へ変える案をそれぞれ簡単に作ります。


どちらの案でも、同じ条件を使って候補を探してみます。

必要な情報が見つからない、行き来が多すぎる、対象の候補が分からなくなる場合は、名称や配置を調整します。

この時点では、細かな色や罫線を完成させる必要はありません。


内容の関係がそろってから、制作方法と外観を決めるほうが、見た目を作り直す負担を把握しやすくなります。

案を選んだ後は、元の項目一覧へ戻って、移した情報がどこに残っているかを記録しておくと、後の確認にも使えますね。

表に残す、本文へ移す、別表へ移す、今回は外すという対応があれば、制作の担当者も原稿の変更を追いやすくなります。


今回は外す項目は、不要と判断した理由を残します。

確認できないから外す場合と、本の目的に関係しないから外す場合は、同じ判断ではありません。

数値を修正した場合は、出典の確認も別に行います。


表の見た目を整える作業で、資料の数字を読みやすい値へ勝手に変えないようにしてください。

分割した後の表に短い名称を付ける場合も、何を比較する表かを示します。

「表一」「表二」だけでは役割が分からないなら、寸法の比較、手入れの確認、といった目的を名前に含める方法があります。


本文の参照を合わせて直し、読者がどの表を使うかを判断できる状態へ整えます。

最後に変換後の表示を確認し、項目が欠けず、意味を保ったまま読めるかを点検してください。

表の制作を依頼する場合は、元の表、表で伝えたい判断、分割の案を用意します。


本文へ移した説明と、表に残した条件も分けて伝えます。

数値や出典が未確認なら、制作で見た目を整える前に、その状態を明示してください。

スマホで読みにくい表は、列の役割を整理し、必要な比較を保ったまま分割や文章化を検討します。


ナガーノの出版代行サービスの対応内容や申込み条件は、案内ページで確認できます。

あなたの表と原稿の状態を整理し、編集や制作で相談したい範囲を具体的にして検討してください。


ナガーノの出版代行サービスを確認する

運営者プロフィール