KDPで出版する前にコンテンツガイドラインを確認しよう

KDPで出版する準備が進むと、原稿の完成や表紙の見た目に気持ちが向きやすくなります。
その段階で確認したいのが、出版する内容と案内が、現在のコンテンツガイドラインに合うかという点です。
本文だけでなく、題名、表紙、紹介文、掲載する素材も確認の対象になります。
ナガーノがこの記事で整理するのは、公式情報を読み、原稿と案内へ対応づけ、未確認の事項を残すための作業順です。
この手順を行えば審査に必ず通るという保証ではありません。
実際の原稿と現在の公式条件を照合するための準備として進めてください。
公式の案内を、制作の最後まで待たずに確認する
利用条件を制作の最後に確認すると、完成した表紙や本文を大きく直す必要が生じる場合があります。
企画と材料がそろった段階で、どの案内を参照する必要があるかを整理します。
KDP公式では、コンテンツガイドラインが題名、表紙、商品説明を含む内容全体へ適用されると説明されています。
確認の入口はKDP公式のコンテンツガイドラインです。
読んだ時点と、原稿へどこまで反映したかを分けて記録してください。
確認する成果物を一覧にする
本文、表紙、題名と著者名、紹介文、図表、外部リンクなどを一覧へ書きます。
電子版と紙版がある場合は、それぞれの制作ファイルも区別します。
内容の確認と、形式の確認が同じ欄になっていないかを見ます。
例えば画像が表示されることと、その画像の利用条件が確認できることは、別の確認です。
原稿の版が複数あるなら、どの版を出版する予定かを特定します。
古いファイルの確認結果を、新しい内容の確認済みとして使わないようにしてください。
本文が、紹介する内容と一致しているかを見る
題名や紹介文で期待させる内容が、本文に実際にあるかを確認します。
全体手順を学べると案内しているのに、個別の例だけで終わっていないかを見ます。
初心者向けと説明するなら、必要な前提が本文にそろっているかを点検しておきましょう。
読者が本から得られるものを、内容以上に大きく表現しないようにします。
目次を使って、紹介文の各説明がどの章に対応するかを書いてみます。
対応する章がない説明は、本文を追加する必要があるか、案内を直すかを判断してください。
権利の確認を、素材ごとに分ける
文章、画像、図、引用、翻訳など、使う素材の出所と利用条件を整理します。
KDP公式では、出版者が内容に関係する権利を確認する責任を持つことが説明されています。
ブログで使用したことだけで、書籍でも同じように使えると決めません。
許可や利用条件がある場合は、予定する掲載場所と範囲が含まれるかを確認します。
出所が分からない素材は未確認として残し、完成原稿へ採用済みとしないようにします。
個別の法律上の判断が必要な場合は、適切な専門家へ確認するか、掲載方法を見直してください。
実績や経験を、確認できる範囲へそろえる
体験談や著者紹介には、実際に行ったことと確認した記録を使います。
資格、受賞、売上、相談件数などを推測で補いません。
他の人の経験をあなたの体験として書かないようにします。
架空の例を使う場合は、実際の成果と誤解されないように示します。
原稿の説得力を強くするために、確認できない成功事例を追加する必要はありません。
条件と限界を説明し、読者が事実と例の違いを判断できる状態へ整えてください。
AIを使った工程を記録する
AIを使って本文、画像、翻訳などを作った場合は、実際に何を生成し、どの工程で使ったかを整理します。
KDPでは、AI生成コンテンツの申告について公式の区別があります。
AIが実際の内容を作成した場合、大幅に編集した後もAI生成と扱われます。
自分で作成した内容の改善や、アイデアを得て自分で作成した場合は、AIアシストとして区別されています。
現在の説明はKDP公式のAIコンテンツに関する案内で確認してください。
原稿を依頼した場合も、分からない工程を申告不要として決めず、作成方法を確認しておきましょう。
AIの申告と、内容の確認を別にする
作成方法を申告したことだけで、内容が正確で権利の確認も終わったとは限りません。
本文の事実、画像の文字、引用、説明の根拠などを点検します。
AIが作った文章に、実際には確認していない実績や固有名詞が含まれていないかを見ます。
画像に誤った題名や、未確認の資格を示す表示がないかも確認します。
作成した量が多い場合は、確認の範囲と未確認の部分を一覧へ残します。
生成が終わったことと、原稿として採用できる状態になったことを分けてください。
題名と登録情報を、原稿と照合する
題名、サブタイトル、著者名、版などの情報を正式な表記へそろえます。
表紙や本文にある文字と、登録する情報が一致するかを確認してみてください。
本の内容と関係のない宣伝の言葉を、題名へ追加しないようにします。
現在の条件はKDP公式のメタデータのガイドラインを参照してください。
制作中に題名を変更した場合は、表紙や紹介文にも古い文字が残っていないかを見ます。
一つの場所を直したことだけで、すべての案内が更新済みとは扱いません。
表紙の案内が、内容以上の約束になっていないか
表紙には題名以外に、説明の言葉や実績の表示が入る場合があります。
その表示が確認できる事実か、本の内容と一致するかを点検してみてくださいね。
本文では限界を説明していても、表紙だけが成果を保証する表現になっていないかを見ます。
装飾として入れた文字も、確認の対象に含めます。
小さい表示で読めるか、文字が欠けていないかは、内容の確認と別に行います。
表紙の完成を、見た目と情報の両方から判断してください。
紹介文の各説明を、本文へ対応づける
紹介文に書いた内容を一つずつ抜き出し、対応する章へ結び付けます。
実際の本文にない説明は、案内だけを強くするために残さないようにします。
対象の読者、扱う範囲、扱わない内容を整理します。
本を読むだけで必ず売上や信頼が向上するという保証は避けます。
内容を具体的に説明し、目次などから自分に合うかを判断できる案内にします。
出版の実績があることと、手法の結果が保証されることを同じ意味にしないでください。
読書体験の点検を、内容と一緒に行う
文字の欠け、動かない目次、読めない図。
情報が正しい原稿でも、こうした表示や操作の問題があれば、読者は説明を使いにくくなってしまうんです。
KDPの品質ガイドには、表紙、文字、リンク、表、重複や欠落などの確認項目が案内されています。
具体的な点検はKDP公式のKindleコンテンツの品質ガイドを確認してください。
内容の校正と、制作後の表示を別の工程にします。
両方の結果をそろえ、未確認の環境や箇所を残しておきましょう。
表示が整ったことだけで、権利や事実まで確認済みとはしないようにします。
不要な重複や、内容の抜けを探す
記事をまとめた原稿では、同じ導入、注意書き、説明が何度も出ることがあります。
重複を整理する一方、章を移すときに必要な前提が抜けていないかを見ます。
タイトルで説明する範囲に対して、本文の材料が不足していないかも確認します。
量を増やすことだけを目的に、同じ文章を繰り返さないようにします。
図や引用を外した後は、参照だけが残っていないかを読み直します。
読者が一冊の説明として順番に理解できるかを点検してください。
確認表に、根拠と未確認を残す
ガイドラインを読んだ項目は、どの成果物を確認したかと対応づけます。
| 対象 | 確認する材料 | 残す状態 |
|---|---|---|
| 本文 | 原稿と出典 | 校正済み、要確認 |
| 素材 | 入手先と利用条件 | 使用範囲の確認状態 |
| 題名と表紙 | 正式な登録情報 | 一致と表示の確認 |
| 紹介文 | 目次と本文 | 内容との対応 |
| 制作ファイル | 変換後の表示 | 確認環境と残る事項 |
すべての欄を一つの完了印へまとめる前に、実際に何を確かめたかを見ます。
判断が残る項目は、相談事項へ分ける
公式案内を読んでも、個別の素材や原稿で判断が残ることがあります。
その場合は、どの条件が分からないかを具体的にします。
KDPの条件に関する事項は公式の問い合わせ先、個別の法律上の判断は適切な専門家など、確認する対象に合う先を選びます。
返答がない状態を、許可や確認の完了として扱わないようにします。
その項目へ依存しない編集や資料の整理は進められる場合があります。
未確認を保ちながら、独立した作業を分けてください。
修正後は、関連する案内も確認する
本文を直したら、題名や紹介文の説明が現在の内容と一致するかを再確認します。
素材を外した場合は、図の名称や本文の参照も見ます。
作成方法が変わった場合は、AI利用の記録などへ影響するかを確認しておきましょう。
新しいファイルの版を記録し、古い確認結果と分けます。
修正を行ったことだけで、再確認が終わったとは扱いません。
内容と案内の対応を保ったまま、次の工程へ進めてください。
架空の原稿を、確認表へ対応づける例
架空の実用書に、文章主体の本文、二枚の図、引用文、AIで生成した表紙画像があるとします。
最初に、本文の章と、表紙や紹介文の版を特定します。
次に素材の一覧へ、二枚の図、引用文、表紙画像を別々に登録します。
自作の図でも、元にした資料と掲載する内容を確認します。
引用文は、出典と本文で使う理由を整理し、個別の扱いに判断が残るなら要確認にします。
表紙画像は、作成方法と素材の条件を記録し、AI生成としての申告対象を公式の区別で確認します。
この時点で、画像が完成していることと、利用条件の確認が終わっていることを同じ状態にしません。
紹介文には、この本がどの作業を扱うかを示します。
本文が材料の整理までを説明する本なら、公開から運営まで全部学べるという案内になっていないかを点検します。
この例は実際の本の適合性を判断するものではなく、成果物ごとに確認事項を分けるための例です。
各項目を確認表へ対応づけると、本文の校正は終わったが引用の確認が残る、表紙の文字は一致したが画像の条件が未確認、といった状態が分かります。
その状態を完成済みへまとめず、次の作業として残してください。
提出前の確認を、順番に進める
確認を始めるときは、まず原稿の範囲と、使用する素材を特定します。
その後、内容の根拠、素材の利用条件、作成方法の記録を整理します。
必要な材料がそろってから、題名、表紙、紹介文との対応を照合しておきましょう。
最後に、制作後のファイルを使って、内容が欠けず、必要な移動や表示が使えるかを点検しておきましょう。
この順番は作業の例なので、個別の制作工程に合わせて調整できます。
ただし、表示確認が終わったから素材の確認も終わった、と別の工程を代用しないようにします。
修正が必要な場合は、どの原稿や素材を直すかを記録しておきましょう。
本文の内容を変えるなら紹介文、題名を変えるなら表紙と登録情報、素材を外すなら本文の参照も確認します。
変更した成果物だけを見て完了にせず、関係する案内を点検してください。
一つの項目を未確認のまま進める必要がある場合は、どの工程まで進められるかを分けます。
例えば、引用の掲載をまだ判断できない章があっても、別の章の校正や素材一覧の整理は進められることがあります。
未確認の内容を採用済みにしないまま、独立した準備を進めるという扱いです。
提出する予定の版が決まったら、確認表と照合し、必要な確認がその版に対して行われているかを見ます。
古い原稿で確認した事実が、新しい原稿でも同じとは限らないので、変更した範囲を再確認します。
確認日と版を残し、提出後の通知や修正の相談でも、どの内容を扱っているかを特定できるようにしてください。
出版代行の相談には、確認状態を伝える
出版の作業を相談する場合は、原稿、表紙、紹介文、素材一覧と、それぞれの確認状態をまとめます。
何を自分で確認し、何を追加で相談したいかを分けて考えてみましょう。
制作を依頼したことだけで、未確認の素材や事実が解決したとは判断しません。
ガイドラインを原稿へ対応づけ、確認済みと未確認を分けて記録することが、出版前の具体的な点検につながります。
ナガーノの出版代行サービスの対応内容や申込み条件は、案内ページで確認できます。
あなたの準備状況と依頼したい工程を整理し、現在のサービス内容を確かめて検討してください。