電子書籍と紙の本を案内する紹介文の分け方

同じ本を電子書籍と紙で案内するとき、題名が同じだから紹介文もすべて同じでよいとは限りません。
内容が共通していても、読むための環境や、図表の見え方、購入する行き先は形式によって違います。
読者が自分に合う形式を選べる情報を、確認した状態から示しましょう。
ナガーノがこの記事で整理するのは、共通する内容の紹介と、形式ごとの案内を分ける方法です。
どちらがすべての読者に優れているかを決めるものではありません。
あなたの本の実際の制作形式と、読者が使う場面を照合して紹介を作ります。
共通する内容と、形式の情報を分ける
書名、著者名、対象読者、中心となる内容を、共通する情報として整理します。
形式、販売先、読む環境、版の違いは、別の欄へ残します。
同じ題名でも内容が完全に同じかを確認しておきましょう。
電子書籍と紙の本は、共通する内容をそろえたうえで、読む環境・制作形式・版・販売先の違いを確認して案内しましょう。
一つの形式の情報を、もう一つにも当然当てはまるものとして移しません。
まず実際の本の情報を一覧にし、未確認の欄を分けてください。
公開されている形式を確認する
電子書籍、紙の本、それぞれの販売ページを実際に確認します。
制作中の形式は、購入できる形式と区別します。
書名、著者名、表紙が対応しているかを見ます。
販売先のURLを推測して、未公開の本へ案内しないようにします。
複数の市場を案内する場合は、今回示す対象を決めます。
公開の確認を終えた日と形式を残し、今ある情報から紹介する範囲を選んでください。
電子書籍の制作形式を確認する
電子書籍でも、すべてが同じ表示の仕組みではありません。
本文の表示が変わる形式と、配置を保つ形式では、使える機能や対象の環境に違いがあります。
KDPの現在の案内は電子書籍の形式の比較で確認してください。
どの本でも文字の大きさを同じように変更できると紹介しません。
あなたの本がどの形式で制作されたかを確認します。
利用する機能を説明する場合は、実際のファイルと対象の環境で確かめた範囲を基準にしてください。
読む環境は、実際の条件を示す
電子書籍を読む方法を紹介する場合は、対象の本と環境で使える条件を確認します。
すべての端末やアプリで同じ表示になるとは考えません。
紙の本は、手元の実物の大きさや文字、図表を確認してみてください。
環境の違いは、読者が自分の使い方を選ぶ情報として示します。
一方だけが便利と一般化せず、どんな場面で読むかを具体的にします。
利用条件が未確認なら、機能の断定を加えず、確認する行き先や対象の情報を整理してください。
ページの案内は、形式に合わせる
紙の本のページ番号を、電子書籍でも固定した同じ位置として使えるとは限りません。
章名や見出しなど、内容を探すための案内を考えます。
実際の目次と、参照する場所を確認します。
電子版でリンクを案内する場合は、正常に動くかを試します。
紙の本では、目次とページ番号が合うかを見ます。
紹介文へ読む箇所を示すときも、読者が選ぶ形式でその場所を探せる情報を用意してください。
図表の見え方を、完成した本で確認する
電子版では、使う画面の大きさや表示の状態で図表を見ます。
紙の本では、印刷した大きさと色、文字が読めるかを確認しておきましょう。
同じ元画像を使っていても、必要な情報が同じように伝わるかは別の確認です。
色だけで違いを示す図は、白黒で読んだときの情報も見ます。
見え方を確認していないのに、どの環境でも読みやすいと保証しません。
紹介する特長は、完成した形式で確認できた内容から選んでください。
紙の本の判型や印刷色を正確に示す
大きさや印刷の条件を紹介する場合は、採用した仕様へ照合します。
制作途中で検討した条件を、現在の本の仕様として残さないようにします。
カラーの図が元原稿にあることだけで、紙の本もカラー印刷と説明しません。
販売情報と実際の制作条件を確認します。
ページ数を載せる場合は、対象の形式と版がわかるようにします。
本の仕様を、読者が使う場面へ関係する情報として選び、未確認の数値を推測しないでください。
内容や版の差を、紹介文へ反映する
電子版と紙の本で、目次や収録した図、付録などが同じかを確認します。
改訂の時期が違う場合は、どの内容を紹介しているかを整理してみましょう。
一方へ追加した説明を、もう一方にもあるものとして案内しません。
共通の紹介に使える範囲と、個別に補う情報を分けます。
読者が選ぶうえで重要な違いなら、詳しい案内へ残します。
同じ題名の本としてまとめる場合も、違いの確認を省かないようにしてください。
架空の二つの案内を作る
商品説明の作り方を扱う架空の本を例にします。
共通する紹介は、読者の疑問から情報と文章の順序を整理する内容とします。
電子版の案内には、実際に確認した制作形式と読む方法、販売先を入れます。
紙の本の案内には、確認した判型や印刷の条件、販売先を入れます。
ここでは実在する本の仕様や、ナガーノの実績を示していません。
共通の内容を保ちながら、形式別の情報を選ぶための例として使ってください。
ボタンの説明から、形式がわかるようにする
電子書籍の販売先と、紙の本の販売先を分けます。
どちらも同じ文で案内する場合は、周囲の説明から対応が明確かを見ます。
形式がわかる言葉を入れると、選ぶ対象を示せます。
リンクを開き、正しい書名と形式へ進むかを確認します。
別の形式のページへ進んでから選べる場合も、その行き先の状態を確かめます。
ボタンの数を増やす前に、次に何を確認する場所かが読者へ伝わるかを点検してください。
価格や購入条件は、形式ごとに確認する
価格を載せる場合は、対象の形式、市場、確認した時点を残します。
電子版の価格を、紙の本にも同じ数字として使いません。
配送や利用方法の条件がある場合は、実際の販売先へ照合します。
変わる情報は、どこで現在の条件を確認するかを示します。
未確認の割引や無料の条件を、紹介のために追加しないようにします。
制作にかかった費用と、読者が購入する条件も分けて案内してください。
画像は、形式と表紙を照合する
表紙の画像を使う場合は、その形式の現在の本と一致するかを確認します。
電子版と紙で表紙が違う場合は、対応する画像を分けて考えてみましょう。
制作途中の見本は、公開された完成本の画像と区別します。
画像の比率を保ち、書名が欠けていないかを見ます。
スマートフォンで並びが変わったときも、形式の説明と画像が離れて誤解されないかを確認します。
文章と画像、ボタンを同じ対象の組合せとして点検してください。
読む場面は、選ぶ材料として説明する
持ち歩いて読むのか、机で図表を見るのか、手元でページを行き来するのか。
読者が本を使う場面を思い浮かべて、形式を考えてみましょう。
ただし、形式からすべての機能を推測しません。
実際の電子版で使える条件と、紙の本の仕様を確認します。
読者の好みや環境によって選び方は違います。
一方を選べば必ず理解が深まると保証しないようにします。
本の内容が同じでも、相手がどの場面で読むかを比較できる説明へ整えてください。
サービスの案内を、形式の選択へ混ぜない
本を選ぶことと、別の相談や制作を申し込むことは違います。
形式別のボタンの近くにサービスを置く場合は、対象の違いを明記します。
本を買えば個別の支援が付くように見える文がないかを確認してみてください。
サービスの料金や対応範囲は、実際の案内で確認します。
どの形式を選んでも、その内容と購入先がわかる構成にします。
サービスを利用しない人も、本の情報を読める案内を保ってください。
短い紹介でも、形式の違いを保つ
プロフィールや短い告知へ使う場合は、共通する書名と内容を短くまとめます。
形式を選ぶ情報は、詳しい紹介へ進めば確認できるようにします。
リンクが一つなら、何の情報へ進む行き先かを明記します。
省略した結果、まだない形式を購入できるように見せないようにします。
文を短くする作業と、重要な条件を削る作業を同じものにしません。
掲載先ごとの文も、共通の書籍情報と形式別の一覧へ照合してください。
公開前に、共通情報と形式別情報を確認する
共通の欄には、書名、著者名、対象、内容を置きます。
形式別の欄には、版、制作形式、仕様、販売先、確認日を置きます。
未確認の項目は、推測して完成の情報へ入れません。
採用した文章と画像の版もそろえます。
複数の担当で作る場合は、対象の形式を省かず資料へ残します。
同じ題名だから一致していると考えず、公開された書籍情報へ照合してください。
PCとスマートフォンで選ぶ流れを試す
電子版を選ぶ人として、内容と購入条件へ進めるかを確認します。
次に紙の本を選ぶ人として、仕様と正しい販売先を確認しておきましょう。
画像が読み込まれ、本文やボタンが欠けていないかを見ます。
形式が横並びから縦並びになる場合も、対応がわかるかを点検します。
一方のリンクが正常だったことだけで、もう一方の確認も済んだとしません。
読者が使う画面で、文章と画像と行き先を一組ずつ確認してください。
改訂や形式の追加があれば、案内を見直す
新しい形式が公開されたら、実際の情報を確認して一覧へ加えます。
一方の版を改訂した場合は、共通する紹介でよい範囲を調べます。
目次や表紙、本文の例の違いも確認します。
ブログ記事やプロフィールに形式の情報があるなら、更新する対象へ入れます。
変更した場所と、まだ確認していない場所を記録します。
一つのページを更新したことを、すべての紹介が同じ状態になったことへ置き換えないようにしてください。
共通の内容から、形式を選べる紹介を作る
二つの紹介文を作るときは、同じ本文の説明を一つ用意し、その下へ形式の情報を付ける方法があります。
共通の説明には、誰のどんな疑問を扱い、どのような順序で考える本かを書きます。
電子版の追加欄には、公開形式と、確認した読む方法、販売先を入れます。
紙の本の追加欄には、実際の判型、印刷の条件、公開した版、販売先を入れます。
このように分けると、内容の紹介を修正したとき、二つの文で別々の約束が増えていないかを確認できます。
ただし、内容に差がある場合は、共通の文へ無理にまとめず、その違いを残しておきましょう。
架空の見直しの例として、本文の図をカラーで制作し、紙の本では白黒印刷を選んだ場面を考えます。
紹介文へ「カラーの図で説明」と共通して書く前に、形式ごとの見え方を確認します。
電子版でも対象の環境による表示を確認し、すべての読者が同じ色で見ると決めません。
紙の本では、色をなくしても必要な情報が残るかを点検しておきましょう。
図の見え方の説明が異なるなら、形式別の情報へ分けます。
これは実在する書籍の仕様ではなく、元画像と読者が見る状態を区別するための架空の例です。
同じように、章への参照も形式に合わせて書けます。
共通の紹介には、読む章の名前と、そこで扱う内容を示します。
紙のページ番号を補う場合は、該当する版で確認した番号を使います。
電子版の案内は、その形式で場所を探せる情報へ合わせます。
一つの形式だけを読んで作った紹介文を、もう一方へそのまま複製しないようにしてください。
比較する表を作る場合は、書名や本文の目的、形式、版、販売先を同じ項目で並べます。
機能の欄には、確認済みのものだけを入れます。
未確認の機能がある場合は、対応していると推測して印を付けません。
数字や記号を入れることより、どの条件を確認した比較なのかを示すことを優先します。
最後に、初めて本を知った人として二つの紹介を読みます。
内容が共通することと、形式が違うことの両方がわかるかを確認します。
どちらのボタンから進むか迷う場合は、形式の説明と行き先を見直します。
共通の文章を変えたあとも、この確認を行い、読者が選ぶ対象を曖昧にしないようにしてください。
同じ本で伝える内容をそろえ、制作形式、版、仕様、販売先を分けてみてくださいね。
読者が使う場面と、実際に確認できる条件から案内します。
電子書籍と紙の本を、同じ内容と異なる読書条件の両方から紹介すると、読者が自分に合う形式を判断しやすくなります。
ナガーノの出版代行サービスの対応内容や申込み条件は、案内ページで確認できます。
あなたの原稿と希望する出版形式を整理し、制作で相談したい作業の範囲を具体的にして検討してください。